カズオイシグロ「わたしたちが孤児だった頃」


わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)

両親の失踪により孤児となった主人公が、行方不明の両親を探すために大人になってから著名な探偵となります。地位と名声を得た主人公はいよいよ両親を探し始めますが、、、イギリスと香港が舞台になっています。個人的にはには戦場の場面で両親を探す箇所や突然古い友人と再会する場面が多少強引かなと、、(^_^;)でもそこはカズオイシグロの作品だけあり最後まで楽しめました。
ラストシーンはとても切なく印象に残りました。
わたしが一番好きなのは主人公の養女となった女の子と主人公の場面です。「充たされざる者」を読んだ時にも思ったのですがイシグロ氏は子供の描き方がとてもうまいですよね(^-^)
評価⭐️⭐️⭐️