森博嗣「ブラッド・スクーパ」


ブラッド・スクーパ - The Blood Scooper (中公文庫)

ヴォイト・シェイパシリーズの二作目です。旅を続けていたゼンはふとしたことからある屋敷に伝わる「竹の石」とそれにまつわる人々の騒動に巻き込まれていきます。竹の石というのは竹の中で作られる非常に珍しいもので、かつては殿様に献上されるほどのものでした。その石が正体不明に何者かに狙われ、その屋敷が襲撃されるという噂が流れたことでゼンは他の侍やその門下生とともに、竹の石と屋敷の主を守ろうとするのですが、、

前作よりさらにゼンの強さが際立ち、立ち会いのシーンは圧巻です。個人的にはノギというじょせいとのやりとりがとても好きです(^-^)ノギの存在はこれからの作品でも重要な役割を担っているように思います。
評価⭐️⭐️⭐️⭐️