朱川湊人「主夫のトモロー」


主夫のトモロー

結婚を機に主夫となったトモローが家事に育児にと奮闘する姿が生き生きと描かれています。「主夫」や「イクメン」と言う言葉がだいぶ世の中に定着してきたとはいえ、かなり家族や周囲の理解がないと主夫はやっていけないなと実感します。特に子育てはパパがするには想像以上に大変です。さらに近所付き合いやらパパ友とのトラブルやら、、とにかく悩みは尽きません。
この作品には作者である朱川氏の実体験がかなり反映されているようです。朱川氏は子供の頃両親が離婚し父親に引き取られたました。複雑な家庭環境のなかで育ったようですが、作品の中では再婚し別の家庭を持った母親と会うべきかどうかと言う葛藤も描かれています。
評価⭐️⭐️⭐️⭐️