2018-01-01から1年間の記事一覧

育児始めました(ФωФ)

実はうちにはくうちゃんという先住猫がいて、この子はうちに来た時すでに2ヶ月が3ヶ月ぐらいだったので最初からカリカリ御飯を食べてくれたので、今から思えば育てるのはかなり楽でした(^^;しかし今度の子は目は開いているもののまだ生後2週間ぐらい、ミルク…

「新しい家族が増えました(ФωФ)」

6月10日、うちの家の庭で子猫を拾いました。最初に触った時はお腹が冷たくて、かなり弱っている様子でした。とにかくますば身体が温まるようにするマッサージし、幸いうちにはペットヒーターがあったのでその上で温めました。か弱い声で鳴き始めたので、とに…

柚木麻子「デートクレンジング」

結婚し義母の営む喫茶店を手伝う佐和子と、アイドルグループのマネージャーを務めている実花、タイプも性格も違う二人でしたが、学生時代から続く友情は30代半ばになった今でも続いています。しかし、実花の担当していたアイドルグループ「デートクレンジン…

「ペインレス」(上下)天童荒太

今まで天童氏の作品を読んだことのある方なら、冒頭からのいきなりの性描写の連続に、最初は戸惑ってしまうかもしれません。正直、私も少し戸惑いました。しかも性描写のには医学関係の専門用語がちりばめられ、赤裸々な表現ではあれ、全然いやらしさを感じ…

ツトム「おじさんはカワイイものがお好き。」(1)

小木三貴40歳はバツイチのイケメン会社員です。バツイチではあるものの女子社員からはモテモテで部下からも慕われ仕事もできるまさに絵に描いたようは理想の上司…しかし、彼には、離婚した妻にさえ明かせない秘密がありました。 それが「カワイイものに目が…

真梨幸子「アルテーミスの采配」

第一部の「第一の采配」では、名賀尻龍彦という人物の視点で作品が描かれています。 フリーライターの名賀尻龍彦は、元AV監督で今は売れっ子マルチタレントとして活躍している西園寺ミヤビからのメールをきっかけとして、彼女の仕事を手伝うことになります。…

獅子文六「胡椒息子」

主人公は牟礼家の次男坊でいたずら好きの12歳の昌二郎です。 牟礼家は社交界でも顔が効く大変裕福な家柄ですが、昌二郎の父親には外に愛人がおり家の事には全く無関心で寄り付きません。 母はそんな夫への復讐心もありやはり外出ばかりしており、家の中の事…

「はさんじゃいました☆」

先日仕事帰りに某ドラッグストアに寄ったら、不思議なもの(?)を見つけました。 それがこれです。 「カレーパンサンド」 カレーパンが半分だけ(!)食パンに挟んであります。 …何か違和感を感じるのは私だけでしょうか? しかもサブタイトルが 「食べて満…

真梨幸子「孤虫症」

主な登場人物は長谷部麻美、奈未の姉妹、麻実の夫の隆雄です。 その他にも麻美の娘の美沙子、姉妹の母親、奈未の夫の敏樹、麻美と同じマンションに住み、麻美と共に「はーぶの庭」を手伝う吉田や山下などさまざまな人物が登場します。 皆それぞれ誰にも言えな…

禁断の…(ФωФ)

くうちゃん、あなたはあの心地よさを知ってしまったんだね… 一度知ったらもう抜け出せないよね… あの包み込むような温かさ… そして訪れる際限のない眠気… もうあの頃には戻れないんだね… 何でもありません(^^;こたつのことです。 猫って寒がりですよね。 フ…

「ごっこ遊び」(ФωФ)

最近くうちゃんと「捨て猫ごっこ」をして遊んでいます。 どんな遊びかというと… (シチュエーション)道にたたずむくうちゃん。 そこをたまたま通りかかる「私」 (注意☆実際のくうちゃんはベッドの上で寛いでいます) 「私」 「あれ、こんな所に可愛い黒猫がいる!」 「く…

おいしいごはん(ФωФ)

うちの猫くうちゃんには、ドライフードタイプのご飯と、猫缶のウェットタイプのご飯の両方をあげています。 やはりウェットタイプのご飯がお気に入りのようで我が家ではウェットタイプのご飯の事を「おいしいごはん」と呼んでいます。 カリカリタイプがまずい…

綾辻行人「人間じゃない」

綾辻氏の単行本未収録の短編や中編を集めた作品集となっています。 この作品集には、「赤いマント」「崩壊の前日」「洗礼」「蒼白い女」「人間じゃない―B04号室の患者―」5つの中·短編が収められています。 私は特に作中作の短編が面白かった「洗礼」が好きです。 後は表…

東野圭吾「魔女の胎動」

鍼灸師の工藤ナユタは、仕事先で偶然ある若い女性と出会います。 彼女の名前は羽原円華、脳医学の権威を父に持つ彼女は、ある不思議な力を持っていました。 彼女には風の向きや方向、気流の流れなどをかなり正確に読み取ることができる、特殊な能力がありま…

カズオ・イシグロ「夜想曲集」

音楽好きなカズオ・イシグロ氏の一面が窺える、現時点で氏の唯一の短編集です。 もちろん私のようにあまり音楽について知らない人でも、十分に楽しめる内容となっています。 「老歌手」という作品では、さまざまなバンドを渡り歩き演奏しているミュージシャ…

永住決定(ФωФ)

猫好きの方に聞きたいのですが、猫に埋もれてみたい!と思ったことはありませんか? …突然変な事を言ってすみません。特に疲れているわけではありません(^^; 宮城県の石巻市にある田代島という所を知っていますか? 猫がたくさん住み着いている猫島として近…

朱川湊人「月蝕楽園」

それぞれの話に「みつばち」「金魚」「蜥蜴」など生き物の名前がついた短編集となっています。「恋愛小説」と銘打っていますが、そこはやはり朱川氏の作品ですのでやはり一筋縄ではいきません。 言ってみれば「究極の恋愛小説」とでも言えば良いでしょうか。 「みつばち…

10円ハゲ!?(ФωФ)

うちの猫くうちゃんにはお腹に10円ハゲ!?があります。 気づいたのは最近ですが、もしかしたら結構前からあったのかもしれません。(^-^; ネットで色々調べてみたら、けづくろいのし過ぎ、ストレス、皮膚炎などさまざまな理由が挙げられていました。 得にかゆ…

西加奈子「おまじない」

8つの短編が収められた作品集です。 西さんが書き下ろした挿絵がとてもすばらしく、読み終えた後も手元に置いておきたくなります。 8つの短編にはそれぞれ小学生から40代までの女性が登場します。 私の個人的な印象ですが、どの作品の女性も、まるで少女のよ…

真梨幸子「クロク、ヌレ!」

ジョー·コモリという世界的作家の一人語りからこの作品は始まります。 〡章からは岩代彰子という女性が登場します。 彰子は一緒に暮らす母親の突然の思い付きにより、若くして亡くなった自身の叔父であり無名の画家であった岩代彰夫の生前に残した絵画を収集…

柚木麻子「BUTTER」

主人公の町田里佳は週刊誌の編集者です。 里佳が東京拘置所へある人物に会いに行くところから物語は動き出していきます。 その相手はカジマナこと梶井真奈子。 彼女は今、結婚詐欺を働き男性3人を殺害した容疑で収監されている容疑者です。 彼女は決して若く…

小川洋子「口笛の上手な白雪姫」

白鳥の美しい表紙の写真が印象的なこの作品は8つの物語が収められている作品集です。 どれも静かな空気が流れている、小川さんらしい凛としたたたずまいの作品となっています。 ある作品には吃音の「僕」か発することできなかった言葉をほうきとちり取りと広い…

吉田篤弘「それからはスープのことばかり考えて暮らした」

「月船町シリーズ」の2作目です。 今回の舞台は「トワロ」という名前のサンドイッチ屋さんです。 その店にふとしたきっかけから勤め始めた「僕」が主人公となっています。 店主の安藤さんの作るシンプルだけどスープとサンドイッチがとても美味しそうで、読んでい…

吉田篤弘「小さな男*静かな声」

小さな男*静かな声 (中公文庫) すごく面白くて良い作品でぜひ人に薦めたい!でもその良さを説明するのが少し難しい…そういう作家さんの作品が結構ありますよね。単に私の語彙力が乏しいだけなのかもしれませんが…(^_^;)吉田篤弘氏も私が好きなそんな作家さん…

森博嗣「ペガサスの解は虚栄か?」

ハギリ博士とさまざまなウォーカロンや人口知能が登場するWシリーズの第7弾です。 今度の作品の舞台はインドとなっています。ハギリ博士はスーパ·コンピュータであるペガサスからある情報を得ます。 それはパリの万国博覧会から逃亡したウォーカロンには、ク…

くうちゃん空気を読む(ФωФ)

猫にはもちろん人間の言葉はわかりませんが、毎日一緒に生活する中で飼い主の生活習慣を覚え、学習することもあるようです。うちの猫くうちゃんは私が仕事に出ている間はケージの中で過ごしています。ですので私が仕事に出掛ける時間帯になると、私が抱っこ…

森博嗣「血か、死か、無か?」

ハギリ博士の登場する近未来の日本(?)を舞台にしたWシリーズの第8弾です。今回はイマンという軍人用AIに会うため、アネバネやキガタらとともにエジプトに向かいます。イマンは「人間を殺した最初の人工知能」と呼ばれています。ハギリ博士らはこの謎を追…

柚木麻子「さらさら流る」

主人公は井出菫(いですみれ)という女性です。菫はある日偶然に自分のある写真がネット上にアップされているのを見つけてしまいます。 その写真を撮影したのは菫の元彼、垂井光春(たるいみつはる)でした。菫と光春は大学の四年間一緒に時間を過ごしますが…

秋川滝美「居酒屋ぼったくり」①

居酒屋ぼったくり〈1〉 (アルファポリス文庫) 美音という、妹と居酒屋を営む女性が主人公です。居酒屋ぼったくりは、亡くなった両親から引き継いだ店で、毎日常連が訪れる、とても感じの良いお店です。連作集となっており、一話ずつ小さな出来事や悩み事が提…

カズオ・イシグロ「浮世の画家」

浮世の画家 (ハヤカワepi文庫)戦争の前と後では、世の中の動きはもちろん、人々の考え方も大きく変わります。戦死した人は英雄ではなく戦争の犠牲者となり、戦時中に活躍した人は戦犯と呼ばれ、周りから軽蔑の目で見られたり、迫害を受けたりします。この作…