「LIFE」山崎まさよしについてとその他もろもろ


LIFE(特別盤)

2017年山崎まさよし20周年の集大成にふさわしいアルバムとなっております。

今までのアルバムはどちらかというと今までリリースしたシングルをまとめてそこに何曲かタイアップ曲やシングルのカッブリング曲が入るという感じだったのですが、このアルバムは少し違います。もちろん「空へ」や「君の名前」などシングル曲も収録されていますが、その他にも「パイオニア」や「ポラロイド写真」など聞き応えのある曲が多数収録されています。

これは私の個人的な意見ですが、山崎まさよしさん(ここからはやまさんと呼ばせていただきます)にはここ数年でプライベートにおいて大きな変化がありました。そのためかもちろん年齢的なものもあるのだと思いますが、明らかに楽曲やアルバムにもその変化が影響しているように思います。

やまさんが家庭を持った2011年前後に発売されたシングルは「花火」「アフロディーテ」「アルタイルの涙」「太陽の約束」「星空ギター」など、アルバムはベストアルバムの他に「Hobo’s music「Flowers」などがあります。
「花火」は「one moret ime one more chance」へのアンサーソングですし「アフロディーテ」は以前のシングル「Prstic soul」とサウンドが似ているように思います。回顧主義とまではいかないですが、どちらかというと昔の自分を懐かしむというかそういう感じの曲調が多いように思います。そういえば「星空ギター」もちょっと懐かしい感じの曲調だった気がします。

もしかしたらやまさんにとって、30代から40代のこの数年が大きな変化の年だったのかもしれません。やはり結婚し子供を持てばいろんな思いがありますよね。アルバム「Flower」ではお子さんに語りかけるような曲「はじまりのDingDong」が収録されていますし、シングル「君の名前」は生まれたばかりの娘さんのために書いたとライヴで公言しています。しかもPVでは挙式を迎えた花嫁の父!まで演じています。特殊メイクまでして、、20代、30代のやまさんを知っている方には現在のやまさんは想像もつかなかったかもしれません。以前はメディア等で自分のことはあまり語らない方でしたよね。

もちろん変化することが悪いと思っているわけではありません。2013年から2014年にかけて行われた「SEED FOLKS」、種を蒔く人という名前のついたこのツアーでは、今まで行ったことのない小さな会場をたくさん回りライヴが行われたようでした。実は私もこのライヴに行きました。ライヴで語っていましたが、このツアーはやまさんの震災に対する想いから実現したようです。普段はあまりそういうことを口に出したりしない人ですが、とてもファン思いなやまさんが私は大好きです(*^^*)

「LIFE」には一番始めに「贈り物」という曲が収録されています。周りへの感謝を綴ったこの曲を実際ライヴにで聞いた時は思わずジンときて泣きそうになりました。こういう曲も以前のやまさんなら唱わなかったかと思います。そういう意味で変化することも悪くないのかな、、と思う今日この頃です。
「LIFE」は聞き応えのあるとても良いアルバムです。今までやまさんの曲を聞いたことのない方々にも自信を持っておすすめできます。ぜひ一度聞いてみてはいかがでしょうか(^^)

注意 あくまでも個人的な想いです。もしこの記事を読んで気を悪くされた方がいたらすみませんm(__)m