森博嗣「ペガサスの解は虚栄か?」

ハギリ博士とさまざまなウォーカロンや人口知能が登場するWシリーズの第7弾です。

今度の作品の舞台はインドとなっています。
ハギリ博士はスーパ·コンピュータであるペガサスからある情報を得ます。

 それはパリの万国博覧会から逃亡したウォーカロンには、クローンを産むための擬似受胎機能が搭載されていたのではないか、ということでした。

その事を確かめるためにハギリ博士らはインドに向かいますが…

今回はハギリ博士の友人にある悲劇が起こります。
避けられなかった悲劇とはいえ、やはり悲しみが残ります。

ハギリ博士はあまり感情を表に出す人ではありませんが、それでも友を失った無念さは伝わってきました。

あとハギリ博士とウグイの微妙な距離感、ハギリ博士とデボラのやり取りが私はとても好きです(^-^)

シリーズも終盤に差し掛かってきました。
今後の展開、それからハギリ博士とスーパ·コンピュータ達のこれからがとても気になります。

評価☆☆☆