森博嗣「マインドクァンチャ」


マインド・クァンチャ - The Mind Quencher (中公文庫)

ヴォイト・シェイパシリーズの最終巻です。

旅の途中に集団で襲われたゼンは、赤い面を被った今までで最強の相手と対峙します。

その結果重症を負いますが、川に飛び込むことでなんとか一命を取りとめますが、記憶を失ってしまいます。

自分が誰なのか忘れてしまいますが、マサイとケジロと言う姉弟に助けられ回復したゼンは、ナナシの話を聞き都を目指しますが…

やがて思わぬところで赤い面の男と対峙したゼンは再び刀を交えることとなります。

そしてその出自のため、自分の意思とは関係なく大きな運命の渦に巻き込まれていきます。

最後にゼンがとった行動が正しかったのかどうかはわかりませんが、私はいかにもゼンらしいな、と感じました。

何だか嬉しくなってしまいました。

もちろんゼンにとって重要な人物であるあの人も登場します。
ふたりが最後にどうなるのか、ぜひ見届けて欲しいなと思います(^-^)
評価⭐️⭐️⭐️⭐️